ruby-robotの夢

cygwin-ruby,qgisの達人を目指す奮闘記

Covid19 考察2 弱毒化について

最近、アメリカの勢いがすごい。
ブラジルやインドに越されないよう頑張って増やしいてるようにも見える。

製薬会社にとっては増えた方がありがたい
とか、製薬会社の株価を上げたいとか。別の意図が有るかもしれない。
日経新聞のコロナウィルス感染 世界マップでは、
選択した国の死者数と感染者数の時系列図が見られる。

アメリカの死亡率の傾向

アメリカの感染者数と死者数を対比してみると、
4月と7月では、7月は、4月の2倍の感染者数で、死者数は半分。
死者数/感染者数比は、約1/4と、かなり低くなっている。
アメリカでは、ニューヨーク等で、感染者はかなりいるが、
重傷者率が低下し、弱毒化が指摘されている。

日本の死亡率の傾向

日本も似た傾向にあり、7月は感染者数は4月の1.5倍で、死者数は1/10以下程度か。
そのまま使うと死者数/感染者数比は、1/30となる。
死者の変動は感染者の変動に1週間程度は遅れる。

しかし、日本では、4月は検査を絞っており、実態の感染者は抗体検査の感染率から、確定感染者の約10倍と考えられる。7月は、検査が増え、実態に近いと考えられる。
そうすると、死亡者/感染者率は、2/3程度になっているといえる。

死亡率低下の原因

この原因としては、①院内感染等の高齢者対策の充実、②弱毒化、③治療技術の向上高くなっていること等が考えられる。
いずれにせよ、死者が減少していることはよい傾向であるが、院内感染のニュースは減り、①の影響は大きいであろう。③は、まだ明確な効果が確認されていないと考えられる。②の弱毒化の証拠とはいえない。

アメリカでも、抗体検査の結果、実際の感染者数は、10倍以上との分析もある。
7月に検査が増えて検査率が1程度とすれば、実感染者数は1/5であるが、死者が1/2となり、強毒化しているという見方もあり得る
しかし、南部、西部、中部、東部で経済、文化も感染状況も異なるため、一概には言えない。
ニューヨークで、重傷者率が低下は、高齢者の感染者の減少ということも有るかもしれない。
以上より、7/31現在、まだ弱毒化の証拠は乏しいということだろう。

その他

インド

インドでは、以前として感染者と死者数の拡大がうなきのぼりである。もともと人口が14億人もあり、人口密度の高い都市も多い。今後、注目が必要である。

検査数や感染者数の関係

テレ朝の玉川徹氏を代表とする「PCRを増やせ教」は、相変わらずやかましい。
PCR検査が少ないと、実態が把握できない。検査を増やせば感染者は増える。
陽性率は、5%程度に抑えないと、実態把握できない。等々

これらは、一面正しいが、全てではない。
検査数や陽性率は、どのような意味があるのだろうか。
A感染してない濃厚接触
B感染している濃厚接触
 B1 発病の遅い
 B2 発病の早い
Aの場合、濃厚接触後、1週間後、2週間後の3回
B1の場合、濃厚接触後、1週間後、発病後の3回
B2の場合、濃厚接触後、発病後の2回又は1回

濃厚接触者数

検査は、①発病者を含む感染疑い者と②感染者の濃厚接触者に対して行われる。
例えば100名の会食があり、うち1名の感染が確認されると、
地域の条件等に応じ、濃厚接触者は、100名とするか同じテーブルの3名だけとするか、決まるだろう。このへんの判定方法は、保健所職員の裁量で決まる。
濃厚接触者×2~3倍の検査が実施されるわけだが、
感染率を5%未満にしようとするなら、
感染の濃厚な同じテーブルの3名だけであれば足りない。陽性率は30%超える。
6倍の20名程度であれば、5%程度になる。
100名にすれば、2%程度になる。
2次感染の疑いもあるし、実際に感染者は確認されるかもしれないが。