ruby-robotの夢

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Covid19 データの解釈

東京のコロナ感染者数が6日連続で100を超えたことで、対策を強化しようかという話がでてきた。
100人というのが、5月上旬の非常事態宣言を発出したときと同程度だから。というのが一つの理由であるが、果たして正しい判断だろうか?
5月上旬までの感染者確認は、限られた数のPCI検査であり、疑いの高い人のみを検査してカウントしていた。現在は、可能性のある多くのひとを検査している。
おそらく、5月上旬には、確認者の10倍程度の感染者がいる。現在は、確認者のせいぜい2倍程度。
このように考えると、現在はまだまだ余裕があることがわかる。
また、意味が異なる数字を、同じ土俵で比較するというのは意味がない。
対応策としては、①過去のデータを補正して評価する。②現在のデータを補正して評価する。③別の指標を用いる。
別の指標としては、新規入院者数、新規重症者数といった指標ではないか。

同様に、国と国との比較においても、意味の違いを補正する必要があるだろう。
米国、ブラジルとアジア諸国では明らかに考え方が違う。
表向きには経済優先というが、米国、ブラジルでは、感染者を増やして非健康者の数を減らそうとしているようである。
その方が、健康保険料が軽減でき、財政に良い。スウェーデンも、そのような意図があるのだろう。

中国、韓国、日本は、そろって完全消滅を目指し、かなり低く抑えているが、それは正しくない。
完全消滅はあり得ない。国内だけ消滅しても、意味がない。ベトナム、台湾、みんな厳しい状況。
世界とバランスを取らないと抑える意味がない。

日本では、完全撲滅派が多い。多すぎる気がする。世界とのバランス感覚がない。
岡田教授、テレ朝。