理想のキーボードへの道 2020
道の始まり
これまでずっと、普通のキーボードKBを使ってきたが、
1年半ほど前、肩こりが酷くなり、この原因を考えると、キーボードのような気がした。
肩こり解消になる セパレート キーボード
理想のキーボードとか、究極のキーボードとかググるといろいろ出てくる。
肩こり解消のため、左右に分離したKBが欲しくなった。
それまでKBにあまり関心が無かったが、調べると、いくつもある。
しかし、2万円以上もする。PCの付属品しか使ってなかった私に買う勇気はない。
デュアル キーボード
あるブログで紹介されたKB2つを左右で使い分けるデュアルキーボード技を試すこととした。
デュアルキーボードを始めよう
ELECOMのTK-FCP0096という コンパクトなノート型を買って左に。右は、PC付属のフルキーボード。
肩は開くので、姿勢と肩こりは改善したようた。しかし、問題がある。
・机で書類の作業する際に、超狭い。
・ELECOMは、FとJの突起が小さく、迷いやすい。
理想のキーボードへの旅立ち
R02年になり、コロナ拡大を機に、自宅のテレワーク環境改善に取りかかった。
ついでに、会社の環境も改善したくなった。
そこで、改めてセパレートKBを調査した。
Mistel-Barocoとか、Matias Ergo Proとかあるが、問題ありそうだ。
・Matiasはかなりデカいらしい。
・これらは外国製で、不具合も多いらしい。
2~3万円出して、不良品というのもしゃくに障る。
・かつてはMistelBarocoから日本語配列が出ていたが、今は無い。
今売っているのはES配列のみ。
※なお、ヨドバシアキバとビック池袋パソコン館にはかなりのものを置いており、
それは見た。が、秋葉原にはキーボード専門店もあるようだがそれは未確認。
私は、カナ入力で、作文も重要な業務なので、日本語配列は譲れない。
自作のKBというのも出ている。遊舎工房で売ってたりするが、日本語配列はなさそう。
そこで、右手用のフルKBをコンパクトKBに変えることとした。
MOBOとの出会い
ヨドバシ・ビックでいろいろなキーボードを見たが、折り畳みキーボードというのもあった。
アーキサイト製のMOBOは、8000円程するが、観音開きの三つ折りで、半分折り畳むと4/3になる。
日本語配列で、テンキーレスの83キー
旅行用なので、耐久性の懸念はあるが、スペースが節約できるのは魅力的。
左を折ると、6、Yキーが隠れるので、右用には使えない。
しかし、右を折ると、左手用には問題ない。
さっそく買って、使ってみた。
実は、完全に折ると、電源OFFになるため、完全には折れない。クリップを挟み、少し隙間をとった。
右ELECOMコンパクト、左MOBO
2週間ほど使って次の問題点が出てきた。
問題①HOME等を使うのに、左手を右KBに遠征させる必要がある。
右手のELECOMコンパクトは、HOME,END,PGUP,PGDNが矢印キーにFNで割り当てられており、FNは、左側にしかない。左手のMOBOのFNは右のELECOMには効かない。
問題②右KBの"@"とか"["辺りのキーピッチはかなり狭く、間違いやすい。慣れるだろうか?
さらに改善を図りたい。
MOBOとELECOM 左右の入れ替え
MOBOは、左右にFNがあり、HOMEらを使うのに便利。問題①解消できる。
キーピッチは、ELECOMと似ているので、問題②は解消しない。。
ただし、デスクトップPCとモバイルPCの切り替え時に、KBの左側キーに配置されたOSや接続方式の
認識ボタンを押すため、折り返して使う訳にはいかないが、切り替えは低頻度なので、
うまくいくならMOBOの2台目を購入するつもりで試してみた。以下の問題点がわかった。
・MOBOには、アプリケーションボタンがない。少々がっかり。
他のコンパクトKB
FNが右についているのが、Buffaloから出ていた。
しかし、”変換”もアプリキーも、右CTRLも無い。
カカクコムのレビューでも問題にしている人がいた。これては使えない。
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不思議なキーボードの世界
キー配列は、いろいろあるものの、左右独立という特殊な用途にぴったりのものは無いのだろうか?
また、コンパクトタイプは、無法地帯である。分類もされていないということがわかった
誰か暇な人が整理してくれないかな。。
FNキー無し(HOME等が独立)テンキーレス
コンパクトは諦めて、テンキーレスのみのタイプを調べてみた。
この場合、スペース確保の効果は限られる。
安くて、FNキーの無いテンキーレスは、ELECOMのTK-FCM107BKしか無い。
電気屋で実機を見てみた。やっぱりFとJの突起が小さすぎる。
ARCHISS,FILCOのメカニカルはあるが、あまり小さくも無いし、そこまでするか~?
新たなセパレート式
最近BAROCCOのUS配列の新機種が発売されたところである。
今はないJP配列が出るかもしれない。
とりあえずの結論
とりあえず、右MOBO、左ELECOMを使って、新製品の様子をみよう。
突起の小さい問題は、キーボード用シールというのかあるようなので、試してみよう。
キーボードは、重要な道具であるが、こんなに苦労するとは思わなかった。
Logicool K380 の発見
結論まで書いたところだが、キーボードシールを探しにいったヨドバシで、
改めてコンパクトキーボードを眺めてみた。
すると、あるではないか! 右FNのコンパクトが。FNは、左右にある。
LogicoolのK380 。かなりの人気機種のようだ。値段も約4000円と手ごろ。
海外ブランドであること、丸いキーに違和感があり、見落としていた。
本体を見る限り、HOME等のキーが、矢印キーに割り当てられていることが確認できなかったが、
それをダウンロードマニュアルで調べると確認できた。
いつか、使ってみようかな・・・
でも、よりコンパクトになるMOBOがやっぱり気になる。
MOBOの逆転 理想のデュアルキーボード2020の決定
MOBOは良いのだが、アプリケーションボタンが何故無いか?
調べてみると、代わりのキーがあるではないか !!
Shift+F9で、Windowsが認識してくれる。これなら問題無い。
これから買って試してみよう。
MOBOの補強
MOBOは、コンパクトキーボードなので、~|`{*}あたりはかなり細い。間違いやすい。
これを解消するため、凸点シールというものを点字協会さんから購入し、貼り付けることとした。
F,J,|,Ctrl,の4箇所に貼ると、間違いにくくなる。
MOBOは、2箇所を折って、半分の大きさになる。
左右セパレートにする際には、片方を折って使いたい。
MOBOの、パッケージの厚紙から、1辺6cm程度の正三角形を切り出し、
これを、キーボード上部のFunctionキーの上側の溝に挟み込むことで、安定させることができる。
60度開いた状態になるわけだが、時々、接続切れすると、FN+EでUSB再接続がひつようで、
右側の場合、その時に役立つ。
MOBOの良いところ、悪いところ
まだ、使用2ヶ月であるが、非常に安定したタッチである。
デスクに直置きだと少しだけ音が響くが、滑り止めシートをしくと静かになるだろう。
少し高価。左右で15000円程度になる。
しかし、これで快適な作業環境が構築でき、肩こりもかなり緩和されたわけで、非常に満足。
別の問題にも気づいた。
Excel等のショートカットで、タブの入れ替えは、Ctrl+PageUp(Down)を使うが、
MOBOでは、PageUpはFn+Upであるが、MOBO単独で、Ctrl+Fn+Upは、タブ入れ替えにならない。
ただし、私は MOBOを2台使いたいわけで、その場合には問題にならないだろう。
MOBOは、薄型であるため、鉛直方向の角度がない。よくあるエルゴキーボードは、奥がせり上がる。
私には気にならないが、角度を付けるためには、角度を付けた台に乗せる他無いだろう。
究極のキーボードに向けて
MOBO×2のデュアルキーボードはかなり優れていると言える。
MOBOは、観音開きで、今回は、左右共に3/4の幅にして使っているが、
やはり、完全セパレートで日本語ボードが出れば、試してみたい。
しかし、いくら姿勢を良くしても、完全に肩こりが解消するということにはならない。
このためには、さらに改良が必要だ。すなわち、動くキーボードである。
コクヨのing という椅子は、座面が動くこれに伴って、腰や背中は動く。(これも使ってみたい)
肩周りを動かすためには、キーボードか机が動く必要があるのではないか。
より小さいキーボードを動かす方が楽だろう。左右の動き、回転の動き。